「ふくや」は山形そば、山形の地酒と肴の店。
壁にびっしり貼られた山形の地酒のメニューを見ていると、端から順に頼みたくなる悩ましく楽しい時間。
それに合わせる料理は、素朴な山形の郷土料理を中心に、山形から届く新鮮な食材を使い趣向を凝らした肴がならぶ。料理人は全員山形出身というこだわり。
〆はもちろん、そば。山形は村山地方で食べられる「つったい肉そば」は食べなきゃ帰れない。満腹で帰宅。満足満足。
「ふくや」はそんな店です。
2011年、山形から遠く離れた鎌倉市大町で産ぶ声をあげた「ふくや」は、2016年に2号店となる「ふくや六地蔵」を鎌倉市由比ヶ浜に開店。その後、次なる拠点を求め、2019年に京都市中京区にて「ふくや京都」を開店。現在、3店舗で営業中。
店主自己紹介
ヤマカワマサヨシ
1977年、山形県天童市に産まれる。食べることが大好き。
東北芸術工科大学 情報デザイン学科にてグラフィックデザインを専攻。
地元印刷会社デザイン部勤務を経て上京し、装飾会社にてグラフィック、ディスプレイ、店舗装飾等を担当。
フリーランスに転向し、店舗のグラフィック、内装設計、制作、施工を一貫して受ける事業をはじめる。
フリーの仕事の傍ら、山形のローカルそば「肉そば」のオリジナルレシピを開発。
鎌倉の有名店「コバカバ」の閉店時間後を間借りして「ふくや」をはじめる。
その1年後、2011年7月に鎌倉市大町にて「ふくや本店」開店。
2016年8月、鎌倉市由比ヶ浜「Hostel YUIGAHAMA」に併設する「ふくや六地蔵」開店。
2019年7月、京都市中京区にて「ふくや京都」開店。
そもそも「ふくや」はじめるきっかけは、フリーランスの仕事をしていく中で、自分の思い通りに、自分の居心地の良い場所をつくるには、自分の店をつくるしかないと思ったから。
その店には説得力のあるコンテンツが必要と考えた時に、自分には山形出身ということが他との差別化になるな。帰郷すると毎回「肉そば」食べてるなと。
「自分の食べたいものは、きっとみんなも食べたいはず」がふくやのルーツ。
そして、店名の「ふくや」は、あだ名の「ふくちゃん」から。
今でも「ふくや」の店頭に立ちながら、デザイン業との二足のわらじを履く。